たかが熱性ケイレン、されど痙攣
気が付いたらもう8月に入ってたのですね。久しぶりの更新です。
先日かかりつけの小児科にみにきんの三種混合一期追加の予防接種に行きました。
ただの熱性のケイレンだから…とまわりから散々言われていたので、きっと予防接種も大丈夫なんだろうなぁという、安易な気持ちで。赤い発疹が消えてから二週間経ってるし。
予診票に「けいれんを起こしたことがある」の欄に「はい」と○するのが意味なく得意だったりして。
ところが!接種できないじゃないの!!
ケイレンを起こした後、2、3ヶ月は予防接種できないそうです。
脳の何らかの障害とかてんかんとか、そういったものではなかったか判断する期間だとか何とか。
こんな場合には、ちゃんと慎重になるのね。
やっぱり侮れないケイレン…。
それで、重ねて説明されたのが、ケイレンを予防するための坐薬「ダイアップ」のこと。
そんな薬があるということは、入院した時の担当の先生も教えてくれました。
でも「今回が初めてのケイレンなので、様子を見て、また起こしてしまったら考えましょう」と処方には慎重な態度。
一方、かかりつけの先生は「ボクも昔は慎重派だったけど、今は使っちゃってるよ」とあっけらかんと言ってます。
なぜ、慎重になるのか?
それは、熱性のケイレンは一生に一度か二度起こすのが大半。
もし、一度起こしたからと言って、次の発熱時ダイアップを処方しても、もしかしたらその時はケイレンを起こさなかったかもしれない。
あくまで予防薬なので神様が二回目のケイレンを準備していたかどうかは、わからない。まさに神のみぞ知る。
つまり薬のばらまきになるのではないか、というのが慎重派の主な意見なんだそうです。
実際、熱性のケイレンは脳が未熟なために、高熱に対応できないことから引き起こされるもので、何度も起こしたからといって、脳に障害が出るというわけでもなく、脳が発達してしまう7歳頃には100%起こさなくなるんだし…ということもあるようで。
だけど…一度起こした母親から言わせていただければ、あんな我が子の姿は二度と見たくないのが本音です。
こんな経験をしなくてはならないなんて、母親業はとてもやっていけない!って本気で思ったもん。
しかもケイレンで困るのは、そのものよりも嘔吐物で窒息したり、お風呂で溺れたりといった二次的な事故の可能性だそうです。
また、どうしてもやむを得ず熱のある子を祖父母に預けなくてはならない時、ケイレンを起こすかもしれないなんて知ったら、じいちゃん、ばあちゃんはたまらないでしょうねぇ!
そんなこんな要素をかんがみて、我が家では発熱時にはダイアップを使用することを選択しました。
薬を使用する、ということに漠然とした不安ってやっぱりあると思うのです。
それで一度パパに相談しようとこの話を持ち帰ったのですが、パパにはすぐ「もらっておけばいいたい」ってあっさり言われました。
そこのところ男性はいたって科学的?理性的?合理的?なのでしょうか?
どうも私は心配性のところがあるようでいけません。ケイレンを経験されたご両親の5割くらいはダイアッブを使用されているようです。
ちなみにダイアップの副反応とは、眠たくなる、フラフラすることぐらいだそうです。どうせ熱があるときに使用するのであんまり関係ないか…。
そして使用期間の目安はひとまず今から2年間としました。そしてその時また続けて使用するか判断します。
こんな感じでケイレンによる余波を予想外のところで受けてしまったのですが、次回の発熱時にケイレンの心配をしなくていいようになったことは嬉しい限りです。
10月に忘れずに改めて注射をチクンとしに行かなくちゃね、みにきん!
by 060304
| 2009-08-04 16:17
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