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こうなったら手段は選ばない

ヨガの師匠、kumaRiが一緒に行こうというので、なんの予備知識もなく行ってきました。

「共感コミュニケーション・ワークショップ」なるもの。
そのタイトルだけで、ま、行ってみてもいいかとなるでしょ?

参加者30人くらい。大きな円になって座ります。そんな形で始まったワーク。ドキドキする。なにさせられるんだろ?

最初はコミュニケーションの際に起こる、本当によく起こるトラブル(なんで私の気持ちわかってくれないの?ばか!!!的な)がなんで起こってしまうのかについてのメカニズムをわかりやすく説明してもらいました。

誰だって本当は口に出した言葉の底の底で大事にしたい、気づいてほしい本当の気持ちがある。そーれーなーのーにー、口をついて出てくる言葉は「この馬鹿!」「私が馬鹿ならあんたは大馬鹿野郎よ!」みたいな攻撃。

共感コミュニケーションはNVC(nonviolent communication=非暴力コミュニケーション)をもとにしているそうです。言葉で暴力振るっちゃうよねー。上の例を翻訳すると・・・「会いたくてたまらなかったんだ!」「私の方がもっと会いたくてさびしかったんだから!」となる。最初からこう言ってれば今頃ラブラブなのに。。。

わかってるけど、本当に私達は耳に飛び込んできた言葉だけに反応し、抱いていた本当に大切な気持ちはあっという間にどっかいっちゃいますからね。

結果、本当に大切な気持ちは、未完了、未消化のまま体の中へ潜んでしまうんです。残念ながら、消えません。消えたように感じるけど、潜んでしまうだけ。

このWSのファシリテーターの安納献さんはおっしゃいました。「大丈夫。嘆きたい気持ちは、実際に嘆くまで身体が憶えててくれますから。」まさに!

実際のワーク。せっかくなんで最初にみんなの前でワークをしてもらいました。先陣。思い切って。

日常の出来事を話します。

「息子1号が学校から帰ってきたらテニスのレッスンにどうしても行きたくないと駄々をこねました。めったにそんなこと言わないので不思議に思いよくよく話を聴きました。学校で嫌なことがたくさんあったそうです。ある友達から後ろ蹴りされたり、理科の教材を取られたり。訴えても「はいはい、すみませんでした~」みたいにあしらわれたり。先生に言っても取り合ってもらえなかったそうです。だから、とてもテニスに行く気分じゃないんだそうです。

私は当然、そのお友達にも先生にも腹がたちました。うちの子を尊重してくれてないと感じるから。とはいえ、文句を言いに行く気にはなりません。ただ、悲しく、気持ちが乱れました。」


すると、今度は話を聴いていた他の皆さんが、それぞれ私が大切にしていることはこんなことだろうな~と感じる言葉が書いてあるカードを私の前にだまってならべてくれます。

NeedCards_ken
(安納さんのカラフルカード。NVC JAPANのサイトから拝借。全部で69枚ある?)

30人くらいいるから、30枚くらい私の前に集まってくる。誰も何も言わずに、時には少し微笑んでくれて、そっと置いていってくれる。

インスピレーション・直感、自立・独立、共感、多様性、目的、含まれること、相互性・互恵、愛、触れること、受容、帰属、尊重、身体を動かすこと・・・・・


その中から選んだのがこちらの4枚。
こうなったら手段は選ばない_a0075133_15144134.jpg
安納さんが選ぶときは体の声を聴いて、と言われたのでじっくり選びました。そして、その選んだカードの言葉について話します。

「息子自身を信頼しようと思いました。ただここに在る、その存在そのものを大切にしたいと思いました。彼にとっての今回の嫌なことを、私自身が深刻にとらえ過ぎず、気楽に構えていたいと思います。私も彼も愛そのものだと感じています。」


話終えて、安納さんが「みんなに話を聴いてもらってどう感じていますか?」と尋ねられました。

「包まれているようで暖かいです。(ちょうどエアコンが休憩しているタイミング!)うん、うんとうなづきながら聴いてもらって、嬉しくて震えます。」

とお返事しました。

「彼女は話の始めに他愛のない事と言っていたけど、話してみたら全然他愛のないことじゃないよね。」

と、言われました。

そうなんです。1号から話を聴いた直後、とても悲しかったし、動揺もした。それを認識はしっかりしました。でも、その奥の大切なものまでは洞察を深めるにいたっていませんでした。言葉に出していなかったから。パパにでも言ってればよかったんでしょうけど。

でも、かなりすっきりしました。

すっきりした気持ちで、今度はグループに分かれて同じことをします。

言葉のカード(ニーズカードと呼ばれるものらしい)があることで、ストレートにダイレクトに本人の大切なことに迫れる。

安納さん曰く「飲み会の2次会の終わりかけみたいなコミュニケーションが始めからできる!」ウケた。


とても穏やかでマイルドで優しいワークショップでした。
で、これを激しく、過激に(?)すると4月に参加した百ちゃんのゲシュタルトワークになる。実際に身体に潜んでしまった「悲嘆」を、それこそ身体を使って表出させるから。泣くわ、わめくわ、投げるわ、蹴るわの大騒ぎ。
そんで、それをもっと、パワフルに根本的に全身全霊の存在へと統合させていくものが今猛勉強中のヒプノセラピーのようなイメージワークだと思っています。


もちろん、NVCもゲシュタルトもさわりの部分しかわかってないので、その精神の深さは計りきれておりません。

ただ、Robeでの学びが最強!と思っただけ。今の私にはこの世界が最高に気持ちいいってことだけ。

なにが正しいってないじゃん?

ひとりひとり、その人なりの歩みがある。

それぞれの歩いている道がたまたまこのワークショップという点で交差したんだ。

どんな方法を選んだっていい。

NVCでも。ゲシュタルトでも。占いでも。あふれかえっているセラピーでも。誤解されがちなスピリチュアルでも。宗教でも。科学でも。ヨガでも。
自己啓発でも。そもそも、自己啓発って英訳するとself helpなんだって。

自分自身が満たされていて。
自分自身が愛そのものだと。

全身全霊で気づくまで。

これだ!ってピンときた道を、とことん、がんがん進んで行こうよ。

私はこれまで私がやりたいこと、伝えたいことはマイノリティだと思っていました。
その意識がね、結局周りに壁を作っていて、マイノリティをマイノリティのままにしていたんだろうなと気づきました。

同じところを目指す人たちはたくさんいる!知らなかっただけで!

こりゃ、こっちの方がメジャーじゃん!!!ひょっとするとね。

もう、恐れなくていいかなー。

たまに、説教臭くなるのは許して~~~!!

で、びっくりすることに、安納さんが参加者全員に前出のニーズカードをプレゼントしてくれました。ありがたや~

私がヒプノのワークした記事は泣きまくっているので、読んでくれている皆様はヒプノするの怖い。って思うみたいなんで。

イマココ対話室でニーズカード使って今回のワークショップのまねっこしたいと思います。

もう、こうなったらありとあらゆる方法つかうもん。手段を選ばず。

マイルドだから大丈夫。怖くない。安心。安全。

ちょうどね、ヨガクラスに来てくれていたメンバーとお話会したいねー!って言っていたところだったんです。

準備できたらアナウンスしますので、楽しみに待っていてくださいね!


最後に共感コミュニケーションWSを開催してくださったNVCの安納さん、関係者の皆様、参加者の皆様、暖かい貴重なひと時をありがとうございました。皆様がよりご自身にたどり着かれますよう、同志として心からお祈り申し上げます。


ご興味お持ちの方は覗いてみてください⇒NVC Japan
と、私のお気に入りの世界⇒Robe 

覗いてみるのはタダです。怖い思いもしません。取って食われもしませんのでご心配なく。



≪お知らせ≫
8月は子ども達が夏休みの為、ヨガクラスはお休みにしております。ご迷惑おかけしますがご理解の程、よろしくお願いします。
チケットご購入済の方は有効期限を1ヶ月延長させていただきますので、ご安心くださいませ。

夏休み中、ヨガじゃなくても、なんでも質問やつぶやき等ございましたら下記までお問い合わせくださいませ。
イマココ対話室 たかのりえ takanoriee@gmail.com










by 060304 | 2017-07-22 20:34 | 感じたこと | Comments(0)
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遊んでるように生きる。気づきの記録。


by イマココ対話室
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